粗食を心がけよう

食の欧米化で生活習慣病が増加

かつての日本は、粗食が当たり前でした。
粗食とは粗末な食事という意味ではなく、穀物と野菜、海藻、魚を中心とした動物性脂肪を取らない食事です。
たとえば味噌汁、玄米のご飯、魚の煮付け、ほうれん草の胡麻和え、漬物といった感じですね。

このような食生活が戦後、大きく変わりました。
和食よりも欧米から伝わった洋食を食べる人が増え、その結果、生活習慣病に悩まされる人が増えたといわれています。
このため、最近では健康のために粗食を心がけるという考えが普及するようになりました。

粗食のメリットとは?

では、毎日の食事を粗食に変えることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

まず食べ過ぎや動物性脂肪のとりすぎがなくなって、太りにくくなりますし、消化器官への負担が少なくなります。
コレステロールの摂取量が減るので、動脈硬化などの予防が期待できます。

発酵食品を積極的に取るため、腸内環境が改善され健康と若々しさが維持できます。
いつまでも若々しく健康でいたいと願うなら、粗食を習慣にしませんか。

健康に効果的な粗食とは?

このようにメリットの多い粗食ですが、どのような食べ方が効果的なのでしょうか。

粗食で心がけることは、野菜中心、タンパク質は肉ではなく魚や大豆などから取る、三食きちんと食べることです。
粗食ときくと一日一食しか食べないといった食事をイメージする人もいるのですが、それは正しい粗食とはいえません。
このような食事を続けていれば、栄養失調でかえって病気になってしまいます。

まず、旬の野菜をふんだんに取り入れましょう。
そしてなるべく、自分の住んでいる地域の近くで採れたものを食べるよう心がけましょう。

主食もしっかりと食べてください。
このときの主食は白米ではなく、玄米や雑穀を混ぜたものがおすすめです。
数種類の雑穀をブレンドしたものが、スーパーなどで販売されていますから、お米にそれを混ぜて炊くだけなので手軽ですね。
玄米も白米に比べて栄養素が豊富で、食物繊維もたっぷりと含まれています。
健康を考えるなら、主食を玄米や雑穀入りのお米に変えましょう。

また、古くから日本で親しまれているぬか漬け、味噌、納豆などの発酵食も積極的にとりましょう。

そして料理に使う油は、上質なものを選ぶことをおすすめします。
油を取ると太る、健康に悪いと考えている人もいますが、上質な油は健康面からみても欠かせない食品です。
オリーブオイル、亜麻仁油、良質のごま油、米油等がおすすめです。
トランス脂肪酸を含むマーガリンや、ショートニングは生活習慣病の原因になりますから極力避けましょう。

粗食とは体に必要なものを食べて、不要なものは食べないという考えに基づいた食事です。
食事にこだわることで、毎日の生活をていねいに過ごすことにもつながり、充実感が得られるというメリットもあります。
ぜひ試してみてくださいね。